曇天の空

鉛色の雲を引き連れて

寂しき光を降り注いでいる

冬の空

息苦しい灰色の空気

冷たい涙を流し

冷酷な冷たい風の衣を纏い

まるで、心の権化が飛び出してきたかのように

自らを縦横無尽に見つめている


ささやかな太陽の光は

逃げ出す道標かのように

白き柔らかな道を造っている

その先には、暖かな世界

マリア様のような

安らぎと甘えの世界が待っている

しかし、その道は儚い

また直ぐに鉛色の雲が道を遮る


あの澄み切った青い空

綿菓子のような白い雲

暖かな太陽の光

光の大きな道

冬の空は気まぐれ

明の世界・・・闇の世界・・・

二つの顔を持つ冬の空・・・

人の心を写し出す

冬の空